NHK調査におけるプリキュア視聴率 [視聴率の推移]
プリキュアの視聴率はいつも出ているビデオリサーチのデータだけでは無いのです。
NHK放送文化研究所様が毎年、「幼児のテレビ視聴と録画番組・DVDの利用状況」ってのを公開しています。
2014年(http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/report/2014_10/20141005.pdf)
(http://www.nhk.or.jp/bunken/yoron/rating/index.html)
これは、6月中旬の1週間での幼児のテレビの視聴動向に関する調査結果で、読み込むと本当に面白い素晴らしい資料です。
ここで「NHK・民法で良く見られている番組」ってのが集計されています。
対象は約600人、2歳、3歳、4歳、5,6歳毎に集計されていて、幼児が良くみている番組を集計しているので、
当然?そこにはプリキュアも入っています。
下記がそれをまとめた表です。
6月中旬は丁度プリキュアがゴルフで放送無しの年もあるので飛び飛びでしかありませんが、
とっても面白いですね。
これをみるかぎり、残念ながら、年々プリキュアの視聴率は下がっています。(たった1日のデータですが)
これは%で表記されているので、簡単に言えば、
2014年6月8日(ハピネスチャージプリキュア 19話「サッカー対決!チームプリキュア結成!」は
3歳の男女100人中、28人が、
4歳の男女100人中、29人が
5,6歳の男女100人中、28人が
総合で2~6歳の男女100人中、25.7人がプリキュアを(リアルタイムで)見ていたといえます。
観ている年齢層的には 4歳>5,6歳>3歳 の順みたいです。
また、
推移をみると、
2005年は2~6歳の男女「100人中30人見ていた」のが
2014年は「100人中25.7人」になっています。
こうみると、10年で子供はたった5人しか減ってないのか、と安心します。
で、もちろん、これは毎年6月のたった1回、1日のデータなので、
他の月がどうなっているのかはもちろん解りません。
「たまたま6月1回だけの集計であって他の月はどうなんだ!、信頼性は無い!」と
言われると反論のしようがありません。
ところが、です。これはかなり信頼あるデータだと思うのです。
その根拠として
このNHK集計の視聴率に「同日集計されたビデオリサーチ社のKIDS視聴率」を並べてみます。
これを見るとNHKが集計したデータと、ビデオリサーチ社が集計したデータにきれいな相関関係が見られます。
(これが相関図です。相関係数0.92と大変高い数値で強い相関があると言えます)
要は、
毎年6月所定日の
「NHKの集計したプリキュアの視聴率が高い時」は「ビデオリサーチ社が集計したKIDS視聴率も高い」
逆に
「NHKで集計したプリキュアの視聴率が低い年」は「ビデオリサーチ社が集計したKIDS視聴率も低い」
、のです。
2つの異なる集計方法で取得されたプリキュアの視聴率が強い相関を示す、ということは
このデータ2つの信頼性を意味しているものと思われます。
(NHKのは東京30km圏内の3-6歳男女、ビデオリサーチ社のは600世帯中の4-12歳男女なので集計対象が違いますが相関関係が見られるのは面白いですね。)
要は、この2つの集計方法で取られたデータが見事に相関する、ということは、NHKの集計方法の信頼と共に、
「ビデオリサーチ社の公表しているKIDS視聴率も信頼できる」数値であるといえるでしょう。
(ま、反論は多々あるでしょうが・・)
プリキュアにおける今までのKIDS視聴率を見てみましょう。
色々、わかりますね・・。
あと、これを元にすると、
ビデオリサーチ社のKIDS視聴率何%で何人の子供が見ているか、が推測できますね。
計算は省きますが、
KIDS視聴率 5%で、2-6歳の男女100人中 23人
KIDS視聴率 10%で、2-6歳の男女100人中 26人が見ている
KIDS視聴率 15%で、2-6歳の男女100人中 30人が見ている
、といえるでしょうか。
(誤差はもちろん出ますが、
この数値を2倍すれば「だいたいの」2-6歳女児がプリキュアみている数になります。
当然、男児でプリキュアを見ている子もいるでしょうが、ちょっと省きましょう。
こういうのは正確な数値よりもだいたいの動向が知りたいのものです。)
計算すると、
KIDS視聴率10%で、100人中52人の女児がみている計算になります。
現状、最もKIDS視聴率が高かった初代でもKIDS年間平均が約17%、ハピネスチャージで約9%です。
この数字だけを見ちゃうと、約半分に落ち込んでる、これは大変だ、となりかねませんが、
実はこれは、
初代は100人中、62人の女児が見ていたのが、
ハピネスでは、52人に減少している計算になります。
うん、そんなに減ってないですね。
1%、2%のKIDS視聴率減少、ってのは
一喜一憂してもあんまり意味がないのかな、と思います。
プリキュアシリーズの関東での視聴者数について [読み物]
(2015.2.13 ハピネスチャージプリキュア 全データ揃ったので更新します)
<関東地区におけるプリキュアシリーズ「1回」の視聴者数とその構成比について >
(平均の個人視聴率に、関東地区の世帯人口を掛けた数値です。)
数値的には、ハピネスチャージはドキドキと大差ありませんね。
(M1とM2の数が逆転しているくらいです)
しかし1放送あたり、関東地区だけで約100万人がみているってよく考えるとすごい事ですね。
(数値データ)
あと、これをみると、10年で(関東の)視聴者数は何が減り、何が維持できていたのかわかります。
初代 ハピネス
KIDS 58.6万人→29.0万人 (-29.6万人)
TEEN 8.2万人→1.9万人 (-6.3万人)
M1 12.5万人→10.3万人 (-2.2万人)
M2 13.6万人→13.5万人 (-0.1万人)
M3 4.7万人→ 5.3万人 (+0.6万人)
F1 16.3万人→16.6万人 (+0.3万人)
F2 21.3万人→12.2万人 (-9.1万人)
F3 7.9万人→ 7.2万人 (-0.7万人)
<別紙;関東地区の視聴人口について>
関西と関東のプリキュア視聴率の違い [読み物]
傾向としては、関西の方が若干高めの数値が出るようですが、
何故か、関西のKIDS視聴率はハートキャッチとハピネスチャージが低いですね。
何故なんだろう・・・・関西KIDSにはあの作風?が受け入れられないのか?
プリキュア玩具の2014玩具販売実績ランキング [プリキュア玩具のトイネス順位]
2014年の「年間」玩具販売実績ランキングが出ました。
(月刊トイジャーナルにて)
全体で150位まで出ていますが、上位は妖怪ウォッチ関連が席巻してますね。
プリキュア玩具のみを抜粋すると、こうなります。
19位 プリチェンミラー
44位 フォーチュンピアノ
52位 プリチェンミラーDX
72位 ラブプリブレス
97位 プリキュア プリコーデハウス
100位 ハニーバトン
121位 シャイニングメイクドレッサー
特徴としては、妖精玩具(リボン、ぐらさん)がランク外、
シャインニングメイクドレッサーが121位と低空飛行って所ですかね。
その中でも、フォーチュンピアノがかなり頑張ったみたいです。
(タンバリンはランク外ですが・・)
しかし
やっぱり
少ないなあ・・・寂しいなあ・・・・・
Go!プリンセスプリキュアは頑張って欲しいですね。
ちなみに、
2012、2013年の玩具販売実績ランキング150はこうでした。
2013年 年間ランンキング150
5 ドキドキ!プリキュア ドキドキ変身ラブリーコミューン
12 ドキドキ!プリキュア おせわしてきゅぴ!ちゅぱちゅぱアイちゃん
14 ドキドキ!プリキュア マジカルラブリーパッド
22 ドキドキ!プリキュア ラブハートアロー
24 ドキドキ!プリキュア ラブアイズパレット
38 ドキドキ!プリキュア ドキドキ変身!ラブリーコミューンDX
75 ドキドキ!プリキュア ラブキッスルージュ
93 ドキドキ!プリキュア マジカルラブリーパッドDX パーフェクトハープセット
141ドキドキ!プリキュア キュアエースパーフェクトなりきりセット
2012年 年間ランキング150
3 スマイルパクト
9 おしゃれキャンディ
11 プリンセスキャンドル
23 デコルデコール
36 ロイヤルクロック
79 スマイルパクトDX
プリキュアgoogleトレンドの傾向(2015年5月) [読み物]
(googleトレンドに関してはこちらの記事参照 http://prehyou.blog.so-net.ne.jp/2014-03-24)
ハピネスチャージプリキュア
プリンセスプリキュア
アイカツ
プリパラ
プリンセスプリキュアは「Go!」を付けると極端に少なくなってしまったので「Go!」は省略して検索、
その他も「!」等は付けずに検索しました。