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プリキュアとアイカツの売り上げの推移について [読み物]


 バンダイナムコの2015年3月期の決算が発表されましたが
その中で、プリキュアとアイカツの通期実績にちょっとここ数年には見られなかった事が見受けられましたので一応。


ここ数年のプリキュアとアイカツの通期実績の推移(2016年は計画値)です)
 
 aikatupurikyuahikaku.jpg
 
もちろん、プリキュアとアイカツでは対象年齢もビジネスモデルも商材も全く違うのは十分承知ですが、
アイカツはここ2年は通期実績でプリキュアを上回っていました(本年、2015年も上回っています)

で、
 
来年、2016年度の計画値では、アイカツがプリキュアを下回りました。

もちろん、あくまで計画値なのでどうなるかは解りませんが、

少なくとも現状では2016年はバンダイとしてはアイカツよりもプリキュアの方が

売り上げは上げられるだろう、という判断をされているようです。

プリキュアが比較的安定しているのに対し、アイカツはちょっと落ち込んである感じではあります。
 
まあ、バンダイ的には、プリキュア+アイカツで150億あれば良いって考えなのかもしれませんね。
 

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プリキュア40人の中で「 肌色率 」が一番高いのは、 [読み物]

というわけで、前回の記事(娘を、プリキュアにするために就くべき職業)を実行して、

無事、自分の娘がプリキュアになったとしましょう。

でも、よく考えたらプリキュアの衣装って結構、肌を露出しているような気がします。
そこで、プリキュアの「肌色率」について調査しました。(要は露出度ってのになるのかな)

(おそらく、真面目に数値更新している本ブログにおいて、最もくだらない記事になっていると思いますので
肌に合わない方はそっとブラウザ閉じて下さい)


多分、プリキュアを見ている人が思う、「肌色率の高いプリキュア」と聞いて思いつくのは
sun.jpg
この人かな、と思いますが、実際に計測してみたら、ちょっと意外な結果が出ました。

 
調査方法はすごく簡単で

各シリーズの公式HPの各プリキュアの画像のうち、正面からの画像をちょっとお借りしまして、
(こういうの↓)
 melody.jpgdiamondo.pnghoney.png
キャラの「全面積」と、「肌色面積」の比率を計算しました。

(ただし、昨今のプリキュアは髪の毛のボリュームがすごく、これが肌色率に影響することが想定されるので、
髪の毛の面積を引いて、「布面積」と「肌面積」の比率を出しました。

当然、3面図を使う訳ではないですし、キャラのポーズによって多少の誤差は出るし、背中の露出の方が高いプリキュアもいるしで、
正確な数値ではないでしょうが、まあお遊びなんで考えないことにしましょう。

要は、こういうことです。(面積、というより画像の総ピクセル数をフォトショップで出しています)keisanhouhou.jpg
(ただし、画像の切り抜き、選択範囲の境界線の指定が素人レベルなので多少の誤差あるかもしれません)

これを40人分、夜中にチマチマと計測しました。

(春のカーニバルまでのオールスター映画準拠プリキュア40名で調査しました。(エコー除く)
また、オールスター映画基準に従い、初代はMHバージョン、SSはブルームイーグレット、
プリキュア5はGoGoバージョンの衣装を使用しました。)


で、結果です
 
 (↓クリックで画像拡大します。)
 ichiran.jpg
 
「肌色率」が高かった上位10名は、

1位:キュアマーチ (28.5%)
2位:キュアミント  (28.0%)
3位:キュアピース (27.8%)
4位:キュアピーチ (26.7%)
5位:キュアパイン (26.6%)
6位:ミルキィローズ   (26.4%)
7位:キュアサンシャイン(26.1%)
8位:キュアブロッサム (25.9%)
9位:キュアアクア    (25.3%)
10位:キュアリズム   (24.9%)


1位 2位 3位
march-kakouzumi.gifmint.jpgrei-zentai.gif

2人しかいない緑色のプリキュアがワンツーフィニッシュでした。
(さらに言うなれば、トップ3は全て川村敏江さんデザインのプリキュアでした。)

4位、5位はフレッシュプリキュアよりキュアピーチとパイン、これはなんとなく納得。
 
その後に、ミルキィローズ、キュアサンシャインとヘソ出しのキャラが続きました。 
 (同じヘソ出しキャラのキュアベリーは足、マーメイドは手の肌色率が低くなったみたいです。)

うん、ちょっと意外でしたね。
てっきりキュアサンシャインや、キュアダイヤモンドなりハニーなりがトップ5にくるかと思いましたが、違いました。
(サンシャインはキャラデザ上、手足が「細く」、使用した画像が足を交叉していたため、肌色率が低くなってしまったようです。)

やっぱり計算方法上、「足」の露出が多いキャラほど上位にくる傾向にあったようです。


 
次に、肌色率が低かったキャラ10名です。

31位:キュアプリンセス   (11.80%)
32位:キュアブラック     (11.75%)
33位:キュアムーンライト  (11.57%)
34位:キュアイーグレット  (11.55%)
35位:キュアラブリー     (11.4%)
36位:キュアソード     (10.7%) 
37位:キュアトゥインクル (10.5%)
38位:キュアブルーム   (9.6%)
39位:キュアフォーチュン (8.9%)
40位:キュアパッション  (8.7%)



38位 39位 40位
chara_saki01.giffortune-kakouzumi.gifpassion-kakouzumi.gif

最も肌の露出が少なかったのはキュアパッションでした。これはなんとなく解ります。

黒タイツ?で足は一切出ていない上に、腕にも腕カバー?みたいなのがついていて肌がほぼ見えません。
最下位も納得でしょうか。

アンダー10にキュアプリンセス、キュアラブリー、キュアフォーチュンと、ハピネスチャージプリキュアから3人も
入っているのが面白いと思います。
 
全体的に、長いソックスに長い腕カバーを付けているプリキュアは順位が低く出てしまいましたね。


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ついでに、各シリーズ毎の肌色率の平均値を出しました。

(例)
ハピネスチャージプリキュア:

=(ラブリー(11.4%)プリンセス(11.8%)ハニー(20.6%)フォーチュン(8.9%))/4 

=13.2%


全シリーズの結果です。
 (右枠の数値がそのシリーズのキャラの色になっているので、誰の肌色率がどれか、は各自数値の色で把握してください)
 shirizu.jpg
やっぱり、川村敏江さんがデザインしたプリキュアの肌色率が高いようです。



(追記)

ん?もしかして、と思って

「シリーズ別の肌色率」と「トイホビー作品別売り上げ(1-12月)」の相関をとってみました。
       
肌色率(%)

 バンダイ作品別
トイホビー売り上げ(億円) 

スプラッシュスター10.660
YP5GoGo22.5101
フレッシュ19.9115
ハートキャッチ20.6130
スイート16.5103
スマイル23.9108
ドキドキ15.796
ハピネスチャージ13.278

(相関図)

横軸に「肌色率」、縦軸に「バンナムトイホビー作品別(1-12月)売り上げ」を取って相関図を作りました。
 
hadairosoukan.jpg

なんと、相関係数 0.80、と強い相関が認められました。
(無相関検定しても、標本による限界値見ても95%水準で有意差が認められました)

うん、
つまり
「肌色率の高いプリキュア」は、「売り上げも良い」、ってことがわかりました。

 
自分、今とっても大事な事を言いました。もう一度言います。

 
「肌色率の高いプリキュア」「売り上げも良い」のです。

 
来年以降のプリキュア、
売り上げアップのために何をするべきか、解りましたね、
東映アニメさん、バンダイさん。


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プリキュアの、センターピンクは何処に行く? --2ch本スレのテキストマイニング②-- [共起ネットワーク]

 引き続き、プリキュア2ch本スレのテキストマイニングです。
(前回、プリキュアにおける「相田マナの中心性」と「星空みゆきの独立性」はこちらです。)

今回は、「ハートキャッチプリキュア」「スイートプリキュア」の2つを行う予定でしたが、
ちょっと面白いことが判った(かもしれない)ので、

ハートキャッチプリキュアスイートプリキュアに、前回の「スマイルプリキュア」「ドキドキプリキュア」
そして「ハピネスチャージプリキュア」も加え、計5作品での分析を行いました。

で、今回の 結論ですが、

ピンクプリキュアは、ここ最近、役割が変わってきた」です。


 前回と同様に、当時の2chの本スレ「1月」の全レスを取得し、
テンプレ等を除外したものをデータとしてフリーのテキストマイニングソフト「KH Coder」にかけて
テキストマイニングを行いました。
(1月はプリキュア最終月、そこに残っていた「濃い」レスを抽出しました)


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共起ネットワーク図を作ってみた
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共起ネットワーク図中の

円が大きいほど、多くスレ内で語られていた単語
赤色が強いほど、話の中心性が高く
線が太いほど共起が強い(=関連付けられて語られている)、ということです。)

この共起ネットワーク図において、どこに単語があるか、は重要ではなく
あくまで「どの語」と「どの語」が繋がって(共起されて)出ているか、を見ることが重要です。


まずは、1個づつ見ていきます。

ハートキャッチプリキュア2011年1月の2ch本スレの共起ネットワーク図

 hc.png
赤い円、話の中心だったのは「ダーク」「サバーク」「デューン」。
やっぱりこの辺りの話でスレが盛り上がっていた様です。


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スイートプリキュア2012年1月の2ch本スレの共起ネットワーク図

suite.png
「思う」が赤くて大きな円です。いかにスイート終盤はストーリー的な話で盛り上がっていたか、が解ります。

全然関係ないですけど「響」「奏」だけじゃなくてきちんと「アコ」「エレン」とも共起されていました。

きちんと「アコ」「奏太」の共起がおきていたのも微笑ましいですね。
あと、ちょっとスレが荒れていたような形跡も見られます。


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スマイルプリキュア2013年1月の2ch本スレの共起ネットワーク図

smile.png
スマイルは前回詳しく見ましたが、右の5人の五角五芒星が美しすぎますね。

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ドキドキプリキュア2014年1月の2ch本スレの共起ネットワーク図

dokidoki.png 
ドキドキも前回の通り、「マナ」を中心としてストーリーもキャラの話も展開されていました。
様々なキャラに様々なキャラが共起され、複雑な関係がスレ内で展開されていた様です。
1月の分析でないと「キンジコ」-「ランス」の共起なんて絶対起きないでしょうから面白いですね。



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ハピネスチャージプリキュア2015年1月の2ch本スレの共起ネットワーク図

hapiness.png 
ハピネスチャージは「ブルー」、こいつですね。スレ内でも多く語られていました。

おもに批判的な意見だった気もしますが。
「めぐみ」「ブルー」よりも「めぐみ」「誠司」の方が共起線が強いのが良かったですかね。
また、右側の言葉群がいかにスレが荒れていたか、を物語っています。

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共起ネットワーク図から見えてきたこと
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ここまで見ると、作品毎の傾向がわかるような気がします。

前回も書いた通り、スレにおいて、主にストーリー的な話が展開されている時は
「思う」「見る」「言う」などの言葉が使われていました。

これらの言葉と共起が起きている言葉を見てみると面白いことがわかります。

例えば「思う」という典型的な感想で使われていた言葉に注目すると、

ハートキャッチでは、「思う」 と共起が起きているのは「見る」
スイートでは、 「思う 」と 「プリキュア」「スイート」「言う」「見る」
スマイルでは、「思う」 と 「プリキュア」「言う」「見る」「話」
ドキドキでは、「思う」   「マナ」「プリキュア」「見る」
ハピネスチャージでは「思う」「めぐみ」「ブルー」「プリキュア」「見る」「話」


でした。

同じピンクプリキュアでも「つぼみ」「響」「みゆき」「思う」共起されていないのに対し、
「マナ」「めぐみ」「思う」共起が起きていました

kyoukisetumei.png

ここから見えてくることは、ピンクプリキュアに注目した場合において、


「ハートキャッチプリキュア」において、「花咲 つぼみ」ストーリーの中心ではなく

「スイートプリキュア」において、「北条 響も、ストーリーの中心ではなく

「スマイルプリキュア」においても、「星空 みゆき」ストーリーの中心ではない

のに対し、

「ドキドキプリキュア」において、「相田 マナ」ストーリーの中心であり

「ハピネスチャージプリキュア」においても、「愛乃 めぐみ」ストーリーの中心であった

ということです。

最近2作のプリキュアにおいては、ピンクプリキュアストーリーの中心にいたようです。

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センターピンクの差はどこからくるのか
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あんまり、こういう考え方好きではないのですが、「便宜上」、この2群の差を

「プリキュアの東映アニメのプロデューサーの差」ということにしましょう。


前半3作(ハートキャッチ、スイート、スマイル)は、梅澤 敦稔さんが東映アニメのプロデューサー、
後半2作(ドキドキ、ハピネス)は、柴田 宏明さんがプロデューサーを担当されています。
(その前のフレッシュプリキュアも梅澤さんですし、
スマイルは長谷川昌也さんも担当されていますが、今回は省きます。)


(断わっておくと、個人的にはこの「プロデューサーによる差」みたいな考えはあんまり好きではありません。
客観性が薄く、バイアスかかっちゃうと、都合の良いデータだけ拾ってきてどうとでも言えちゃいますもんね。
でも、今回はテキストマイニングで結果出ちゃったから仕方ありません。ということにしておきましょう。)



プリキュア5作品の2ch本スレのテキストマイニングから見えてくるのは、
(1月のスレ限定ですが)


「梅澤プロデューサーのプリキュア」においては、

ストーリー的な話と共起されるのはあくまで「プリキュア」であり、

決して「つぼみ」「響」「みゆき」に共起されることはなかったのに対し、


「柴田プロデューサーのプリキュア」においては、

ストーリー的な話と「マナ」「めぐみ」が共起されていました。

つまり、梅澤プロデューサーにおけるプリキュア(ハートキャッチ、スイート、スマイル)では、

あくまでストーリーを進行させていたのは「プリキュアチーム」でありピンクプリキュアでは無かったのに対し

柴田プロデューサーのプリキュア(ドキドキ、ハピネスチャージ)では、

ストーリーの中心にピンクプリキュアがいて、ピンクプリキュアストーリーを進行させていた

ということが見えてきます。

(少なくとも、2ch本スレ内の終盤ではそのような認識になっていた様です。)

そう考えると、確かに各プリキュアシリーズで色々と思い当たるフシがありますね。

(今回出てきていない例えば、「プリキュア5」は「のぞみ中心」な気がしますし、
「フレッシュ」は「4人の物語」のような気がします。これは今後できれば分析していきたいですね。)

まあ、このピンクプリキュアの扱いが本当に東映アニメのプロデューサーによる差なのか、それとも時代がそうさせているのかは解りませんが


ここ最近のプリキュアがピンクプリキュアを中心としたストーリー構造になっているのは
(少なくとも、大人がそう感じているのは)間違いないのかな、と思います。

そう考えると、

現在放送中の柴田プロデューサーの「Go!プリンセスプリキュア」

センターピンクプリキュア、「春野 はるか」

確かに「ストーリーの中心」にいるような感じがしますね。 


春のカーニバル 映画の興行収入について [プリキュア映画]

 文化通信ジャーナル5月号時点の東映配給作品最終興収見込み では
「春のカーニバル」は最終 7.0億円の見込みです。




2015.3.16
「映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル」 の初動2日間の興行収入がでました。


2015.3.14~15日 初動2日間の興行収入は、

全国213スクリーン 動員11万2883人、興収1億3036万3100円でした。

(昨年:NS3 scr:210 動員:17万2,278人 興収:1億9,264万9,600円)

これは前年のオールスター映画ニューステージ3の興行収入で67.7%、動員で65.5%となり、
昨年よりかなり落としてしまいました。

自分も子供と観に行きましたが、歴代キャラ総出演のダンスは時間は短かったけどきらびやかでしたね。
内容的には個人的に思うことは多々ありますし、ネット上の評判も賛否両論あるみたいですが、
これからの春休み、一人でも多くの子供たちを笑顔にしてもらいたいですね。
なにはともあれ、これからの推移を見守っていきましょう。


過去との比較ではこうです、

       scr    動員        初動2日間興行収入
DX1   156    ?       ?
DX2   159  29万5,911人   3億1,852万1,200円
                         (↑3日間)      (↑3日間)
DX3  130   12万4,115人    1億3,534万6,300円 (震災の影響)
NS1 172  17万5,268人  1億9,543万  500円
NS2 174  17万5,930人  1億9,657万7,300円
NS3 210  17万2,278人  1億9,264万9,600円
春カ 213  11万2883人  1億3036万3100円 ←New!!                  

preeigashodou.jpg


(おまけ)
(ちょっとネタバレになりますが、オールスター映画の「声があるキャラ」一覧です)
koeari.jpg
(↑2015.3.16 キュアエコー、NS2にも変身前で出演している、との指摘を受け更新しました)

(↓MOJO更新停止中につき、春のカーニバルは週別の推移はでません)

allstereiga.jpg


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プリキュアにおける「相田マナの中心性」と「星空みゆきの独立性」  2chプリキュア本スレのテキストマイニング [共起ネットワーク]

というわけで、テキストマイニングが面白くて面白くて、
色々なデータを「KH Coder」に放り込んでは出来上がったデータ眺めています。

(テキストマイニングってのは要は膨大なテキスト群から単語等を抽出して関連づけて
なにか面白いことわからないかな?っていうやつです。(適当))


今回は、”スマイルプリキュア”と"ドキドキプリキュア”です。

結論から言うと、プリキュア2ch本スレをテキストマイニングして判ったことは、

やっぱり、

「星空みゆき」は、「物語の主人公では無く」

「相田 マナ」は、「物語の中心」だった。

です。(本気にしないでね)


 スマイルは2013年1月、ドキドキは2014年1月単月(要は各最終の月)に

2ch本スレに書き込まれた全レスを抽出し、

「KH Coder」に放り込んでテキストマイニングを行いました。
(要は1月まで残っていた「濃い」人のレスを拾いました)

*****************
共起ネットワーク図を作ってみた
*****************


で、結果です。

共起ネットワーク図中の

円が大きいほど、多くスレ内で語られていた単語
赤色が強いほど、話の中心性が高く
線が太いほど共起が強い(=関連付けられて語られている)、ということです。)

まずは、スマイルプリキュアから。

スマイルプリキュア2013年1月の2ch本スレの共起ネットワーク図

smile network.jpg

スマイルプリキュア終盤のスレは
「プリキュア」というワードが赤く大きな円で、これを起点としてスレが展開されていたようです。

解説は後述します。

次にドキドキプリキュアです。

ドキドキプリキュア2014年1月の本スレの共起ネットワーク図

 doki network.jpg
もう、ね。
「マナ」が赤くて大きな円で、マナというワードが中心となって
スレが展開していたことがわかりますね。

これまた解説は後述。

*************************
共起ネットワーク図から見えてくること
*************************


共起ネットワーク図において、

「思う」「見る」「言う」「話」などのワードが出るときは、
ストーリーについて話されている時です。

また、キャラ名のワードが出ている時は主にキャラについて話されている時でした。
(「KH Coder」の関連語検索で確認しました。)


そこで、その2つに注目して再度共起ネットワーク図を見てみると、

(スマイルプリキュア)
smile network-2.jpg

スマイルの共起ネットワーク図ではストーリーの話とキャラの話が離れています。

要は、スマイルプリキュア終盤のスレにおいては、
ストーリー的な話は、「プリキュア」というワードとともに語られ、(形式上の)主人公である
「みゆき」はストーリーに関連づけられて語られてはいなかったようです。

つまり、
このように↓
kakudaismile.png
ストーリーとは関係ないところで、独立して「5人」で共起を築いていたようです。

これはこれで綺麗な五角五芒星で、各キャラが各キャラと万遍なくつながり語られていたのはある意味
奇跡的ですごいことではあると思います。

(その中でも共起線が強いのが、「なお」「れいか」「なお」「あかね」でした。)

つまり、「みゆき」はスレ内において

スマイルプリキュアの終盤のストーリー上の主人公”として機能はしておらず

「スマイルプリキュアの5人の内の一人として」ストーリーとは独立したところでキャラ話的に語られていた傾向にあった、

といえるのでしょうか。


(ドキドキプリキュア)

 doki network2.jpg

一方、ドキドキプリキュアです。

 ストーリーの中心 にも、キャラ話の中心にも、「マナ」が関連づけられていることがわかります。

こちらは、良くも悪くも、「マナ」中心でスレが進行していたようです。

これは、本編を視聴していた人ならばわかると思いますが、
本編中でもマナを中心に描写されていた傾向にはあるので、
大友も、ある意味、製作者側の思うツボにはまっていたとも言えなくもないですね。
(しかしここまで顕著に共起ネットワーク図が出来上がるとは思いませんでした。)


(あと完全に余談ですが、「レジーナ」「マナ」「六花」3人の共起線がアツいですね。
あと、「マナ」「六花」よりも、「六花」「イーラ」の方が共起が強いのも面白いです。)




つまり、2つのプリキュアの主人公、センターピンクを比較すると、

みゆき」物語とは独立して、5人のプリキュアの一人として、

「マナ」物語」と「キャラ」の中心で

 スレ内で語られていた様です。

同じセンターピンクプリキュアでもスレ内での語られ方が違っていた、というのはとても面白いですね。
(まあ、限定的な2chスレ内の話ですが・・・・)

あと、 なんというか、「何となくモヤモヤと思っていたこと」が、テキストマイニングにより
バッチリと視覚化されると気持ちがいいものですね。


(本当にテキストマイニング面白いので、自分はプリキュア関連しかやる気はありませんが、
「仮面ライダー鎧武」と「ドライブ」の反応の違い、とか
「ラブライブ」と「アイドルマスター」の立ち位置の違い、とか
「アニメ艦これ」における前半と後半の共起ネットワークの差、とか
絶対面白いものになると思うんだけどなあ・・
誰かやってくれないかなあ・・)


まあ、次回は、更にさかのぼってスイート、ハートキャッチもやってみたいと思います。

 

(次記事:プリキュアの、センターピンクは何処に行く? --2ch本スレのテキストマイニング②--)


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